死ぬまでに飲みたい!おすすめオールドヴィンテージワイン

【 時代を越えて受け継がれるオールドヴィンテージワインを飲んだ方々の体験談をご紹介しています 】

【Q&A】オールドヴィンテージワインの愉しみ方

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【Q&A:オールドヴィンテージワインの愉しみ方】

【Q&A】オールドヴィンテージワインの愉しみ方

オールドヴィンテージワインの愉しみ方を知ればワインは格段に面白くなります。ワインは”楽しむ”ではなく”愉しむ”ものです。ワインに楽しませてもらうのではなく、自らがワインと一緒に愉しむべきものです。

ヴィンテージワインというと「古いほど美味しい」「高額なほど美味しい」と思いがちですが、実は多くの人が抱いているヴィンテージワインの先入観は間違いだらけ。そこで今回は、ワイン好きならいつかは挑戦したい「オールドヴィンテージワイン」の基本を学びましょう。

 

【Q】:よく聞くけど、そもそも「ヴィンテージ」って何?

【A】:ブドウの収穫年のことです。ワインにはぶどうを収穫した年の年号が記載されています。一般的にヴィンテージというと「古いジーンズ」などを想像してしまうと思います。そうではなく、収穫した年号のことをヴィンテージといいます。その年によって「雨」が多かったり「灼熱のかんかん照り」が多かったりと、毎年「天候」の違いは、ぶどうの出来映えに大きく影響を与えます。

ただ、このオールドヴィンテージワインと言っても、実は明確な定義はありませんが、オススメはラベルの表記が30年以上前のもののワインです。

 

【Q】:古いワインほど美味しいの?

【A】:オールドヴィンテージワインは、古ければ美味しいという訳ではありません。ピーキングによって適正な飲み頃を迎えた時が最高の味わいとなります。ワインは熟成が進むほど味が変化します。熟成すれば味わいは繊細で複雑に、後に残る余韻はぐっと長くなります。ただ、注意すべき点が。『熟成=美味しい』という訳ではありません。ワインには味の『ピーク』があり、これを過ぎてしまうとかえって味が悪くなることもあるのです。

これは「ボトル詰め出荷後も、ボトルの中で静かに熟成は進む」というワインの特性ゆえのこと。ワイン成分の酢酸とエタノールがボトルの中で結合することで、華やかでフルーティな香りや、ナッツ、バターにも似た複雑な香りを発します。コレが長期熟成がワインを美味しくするしくみです。

「新しいぶどう酒は、新しい革袋に」

これは聖書にある言葉ですが、「新しいぶどう酒を古い革袋に入れる者はいない。そんなことをすれば、革袋は破れ、ぶどう酒は流れ出て、革袋もだめになる。新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。そうすれば、両方とも長もちする。」という話で、数千年前からワインが熟成されて楽しまれていた、という証だと思います。

●「このブログで紹介している最も古いワイン」

このブログでご紹介している最も古いワインは、「シャトー・ラフィット・ロートシルト1874」(Château Lafite-Rothschild)で、146年前のワインです。1874年といえば明治7年で、明治維新直後という時代に作られたワインです。

ぜひ、インタビューをご覧ください。

・西川 徹さん(会社経営)

・高橋 康代さん(矯正歯科医)

・西川 麗子さん(EXPLORERS CLUB事務局)

 

【Q】:オールドヴィンテージワインって、なぜこんなに高いの?

【A】:「熟成にかかる時間のコスト」と「希少価値」が加わるからです。

オールドヴィンテージワインは、適正な飲み頃を迎えるまで長期間の熟成が必要です。さらにワインを保管するには、必要な条件が整った場所でないと熟成させることができません。そのために「ワインセラーやカーヴ(貯蔵庫)」を準備する必要があるため、保管コストがかかります。

さらに、年々売れていくため市場に出ているワイン自体の本数が減り希少価値が高まっていきます。このためは若いワインに比べて高額になります。

オールドヴィンテージワインは高級なワインを長期熟成させますので、手間と時間を考えルト、価格が高くなる理由は理解できますよね。やはりある程度高価なことが、確かな品質の証明でもあるのです。愉しめるオールドヴィンテージワインの価格帯は3万円以上だとお考えください。

●「ロマネ・コンティ(Romanée-conti)を飲んだ方々の体験談」

・飯田 啓之さん(会社経営)

・山下 裕司さん(会社経営)

・林 信隆さん(資産形成アドバイザー)

・久保田 美弘さん(会社経営)

 

【Q】:買った当日にワインを飲んでもいいの?

【A】:オールドヴィンテージワインを購入した当日に飲むのは絶対ダメです。購入して一週間は動かさずに休ませ、「澱(おり)」を沈殿させることが重要です。

長期間熟成させてきたボトルの底には、タンニンやポリフェノールたんぱく質などが熟成中に結合した「澱(おり)」が沈殿しており、飲んでも問題はありませんが、苦味成分のタンニンやカテキンを多く含むので美味しくはありません。

ですので、飲むまでの数日間はワインを休ませましょう。

●【澱(おり)が舞い上がらないように!体験談はこちらをご覧ください】

・羽賀 誠さん(プロポーカープレイヤー)

 

【Q】:抜栓でコルクが割れませんか?

【A】:オールドヴィンテージワインの抜栓は、時間をかけて丁寧にゆっくり開けましょう。

長期熟成させているためコルクはひび割れていたり、保存の仕方によってはワインがコルクに触れていたりするためジュクジュクになっている場合など、とにかくコルクはダメージを受けていますので、とても丁寧に抜栓を行うことが重要です。

丁寧に抜栓を行うと、抜栓だけで一時間近くかかる場合もあります。コルクの中身がスカスカだったり、ボトルにへばり付いていたり、古いワインほどコルクの状態が悪くなっています。ソムリエナイフから感じるコルクの感触を感じながら、ゆっくりと引き揚げていきましょう。ソムリエナイフでの抜栓は、オールドヴィンテージワインの醍醐味ですね。

●「難しいオールドヴィンテージワインの抜栓を行った方々の感想」

・久保田 美弘さん(会社経営)

・まるや ゆういち さん(フォトグラファー)

・片岡 しょうた さん(会社員)

・長谷川 泰彦さん(経営コンサルタント

 

【Q】:飲むときはグラスを回して空気に触れさせるの?

【A】:それは絶対にダメです。グラスを回すということは、ワインを強制的に空気に触れさせることで、味を無理矢理に開かせることになります。オールドヴィンテージワインを愉しむために「待つ」ということを取り入れてみましょう。

味を開かせるには、グラスに注いだあとしばらく放置しているだけで大丈夫です。待っている間の変化を愉しめるのもオールドヴィンテージワインの醍醐味です。

オールドヴィンテージワインは急いで飲むものではありません。評価するものでもありません。じっくりと向き合うことで香りや味の変化を愉しみ、最も美味しく愉しめるピークを掴むことができます。その繊細な変化を愉しむには、料理と一緒にではなくワイン単体で味わうことをオススメします。

●「グラスを回さなくても愉しめます。体験談をご覧ください」

・千田さん(セラピスト)

・竹下 寿美さん(広告デザイナー)

・稲垣 麗子さん(会社員)

 

【Q】:オールドヴィンテージワインってどうやって愉しむの?

【A】:時代を越えて受け継がれるオールドヴィンテージワインを飲むだけでは、そのワインを愉しみ尽くしたとはいえません。オススメしたい愉しみ方は「事前に飲むワインのことを調べる」ということです。

コレが最も大事なことだったりします。ワインは恋愛です。あなたも好きな人のことって、色々と知りたくなりますよね?好きな人であれば、一緒に居たいし、抱きしめたいし、触れ合いたい。だから恋愛と一緒で、飲むワインについて事前に調べまくるのです。そうすることで「飲みたい!飲んでみたい!香りを嗅いでみたい!」と心の底から欲して飲みたいという人に変わることが重要です。

●「いろいろな愉しみ方があります。ご覧ください」

・守屋 真衣さん(ヨガインストラクター)

・佐藤 真人さん(古民家『萬五郎』管理人

・高橋 康代さん(矯正歯科医)

・北岡 敦子さん(会社経営)

 

●【最後に 】

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 インタビュー記事中に出てくるエクスプローラーズクラブが主催するワイン会は、一本のオールドヴィンテージワインだけを10名ほどのメンバーでじっくり愉しみ、知識や感想を共有し、お互い学びを得ながら上質で美しい時間を形成する会です。福岡地区のワイン会はインタビュアーでもある山下が開催しています。

 EXPLORERS CLUBでは、全国に地区(支部)があり、地区でのワイン会を開催しています。

 メンバーになると全国で開催されるワイン会にもご参加いただくことが可能です。EXPLORERS CLUB 福岡では不定期ですがクラブメンバー以外の方にもご参加いただけるオールドヴィンテージワイン会を開催しています。

 こちらの申し込みフォームにご登録いたただきますと『次回の開催案内』をメールにてご連絡させていただきます。

 EXPLORERS CLUBの『詳細&ご入会』はこちらです。

 

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